経営アドバイス・コーナー
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生き物万歳

大学で生物学を専攻したものの、何故か途中で道を外れ今は税理士という仕事に就いています。大学時代に勉強したことが仕事に役立つ場面は皆無ですが、元来基礎科学とはそういうもので、来る日も来る日も飽きずにフンコロガシを観察したファーブルに会社の経営は向かないでしょうし、経営者から見ればファーブルの観察は無駄な労力としか見えないかもしれません。人間こそ不思議な生き物かもしれませんね。今は釣りや甲虫の飼育などずっと世俗的になってしまいましたが、生き物との関わり合いは緊張の弛緩剤として私の健康の源となっています。大学の専門であった昆虫や趣味である釣りの話がメインとなると思いますが、愛する生き物の話を息抜きに書き綴ってみたいと思います。

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海釣り問答~カレイの話

何故海に惹かれるんだろう?‥‥釣り人に、水平線の彼方に異国を思い浮かべるようなロマンチストはいないが、海の中は空想を掻き立てられるに違いない。
魚はいるか?‥‥素潜りをする人に話を聞いてみると、海の中にはかなりの数の魚がいるらしい。当り前と思われるかもしれないが、一日中竿を出しても全くつれない日でもである。そういう状況でも魚は確かにいて、しかし針の先の餌を食べようとしない。何故?ここから釣は始まる。
今釣れる魚は?‥‥海釣りは魚の生殖行動と密接な関係がある。魚は産卵のために浅場にやって来て、産卵後再び深場に戻る。産卵中は餌をほとんど口にしないため、産卵前後にしっかりと栄養補給をする必要がある。産卵前を「乗っ込み」後を「落ち」と言うが、今釣れる魚はそういう状態の魚なのである。浅場で釣り易く、餌を求めるという条件が重なる時期を狙って、魚を釣る訳だ。
もう少し魚の習性について‥‥冬の風物詩であるカレイは、群れが東京湾に入り最終部隊が最深部の横浜沖提付近に到達するまでの経路から時期まで、その産卵行動は愛好家により実に良く調べられている。陸から投げ釣りでカレイの良く釣れた年は、投げても届く距離に産卵場所が設けられた時だそうで、なるほどと思う。但し、堤防から数メートルという距離で座布団カレイ(体長50cm以上のものを愛好家はこのように言う。白い腹を見せてあがってくる様は、まるで座布団のようだとか。)が釣り上げられることもあり、捕食の習性はあまり分かっていない。
愛するカレイの話をもう少し‥‥カレイにアピールするためには、ビーズ類を付けた派手々々仕掛けとオレンジパイプは必須アイテムとかで、早速ユザワヤへ出向き、雑誌に掲載された仕掛けを真似て幾つか作ったことがある。がしかし、あんたがアピールしたのはカレイではなくヒトデですからア~。残念、ヒトデナシ斬り!
釣り馬鹿‥‥派手々々仕掛けはもとより、流れのある海の中で餌を付けた仕掛がどの様に動くと魚の食欲をそそるか?海底の様子は?ターゲットの魚は何処に潜んでいるか?どんな餌がお好き?疑似餌なら今日のヒットカラーは?それこそ魚の気持ちになって考え、今日も眠れんです。
料理の話を少々‥‥釣った魚は生き締めがベストだが、分からなければエラの一部を鋏で切って海水に浸けて血抜きをする。それから氷水に入れて持ち帰る。氷だけでは駄目で海水を入れた方が早く全体が冷える。お刺身にするには、鱗を取りお腹を開いて内臓を出して水洗いをするが、さてここからは一切水を使ってはいけない。ペーパータオルで丁寧に水分を拭き取ってから、三枚に下ろす。ここまで、まな板の上に新聞紙を敷いてやると汚物もくるっとゴミ箱へで便利。保存する場合は開いた腹にペーパータオルを詰め、全体をペーパータオルで包んで更にラップして冷蔵庫へ。一日置いた方が旨くなるという魚もある。
おまけ‥‥釣れないと直ぐ飽きてしまうガキ共への対処策をご伝授しよう。トリック仕掛けという小さい針の沢山付いた仕掛けと、コマセという撒き餌の冷凍ブロックを用意して、餌取りと嫌われる小魚を釣る。ネンブツダイ、フグ、ウミタナゴ、メバルetc、堤防から子供でもよく釣れる。更にプラスチックの丸い金魚鉢を用意すると、大人でも一日中見ていて飽きない。特に正面からの魚の顔は絶品。但し、口をパクパクしてお腹を見せるようになったら逃がしてあげよう。釣り場だかゴミ捨て場だか分からないような所が多いので、マナーもしっかり教えて欲しい。自分の周りのゴミを集めて親が範を示すのが最良だろう。